振れ止めが装置が事前に用意されていないスラントベッドターニングセンターで、長尺部品を加工するにはどうしたら良いでしょうか？ 改善策があります。

スライド式振れ止めモジュール（M.T.社特許取得）は、回転工具に伝わるタレットからの駆動力のみで、ワークに届くまでのスライド機能と、ワークを把持する為に必要な油圧による閉開操作を可能にしています。

小型機での加工や、サブスピンドル利用での加工に際しても干渉の問題が軽減されるような構造になっています。

スライド式振れ止めモジュールには、スライドアームの開閉やパーキングポジションへの移動を制御する為のワイヤレスマイクロスイッチを取付けることが可能です。機械側CNCとのインターフェースとして、専用のコントロールユニットを提供することができます。

把持力の調整は、専用バルブの操作で簡単に行えます。

主な製品特徴

• 油圧式の振れ止め装置が事前にセットされていない旋盤でも、長尺部品の加工が可能です

• タレットへの配管や複雑な配線、ロータリー分配器などを追加する必要がありません。

スライド式振れ止め装置には２つの仕様があります

• Size 1: ワーク寸 4 - 64D

• Size 2: ワーク寸 8 - 101D

スライド式振れ止めモジュールは、多くのマルチタレットターニングセンターで必要とされていますので、多くの機種に対応しております。